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Illustrator

PDF変換時の注意

PDFを作成する際には、作成したPDFデータを必ず開いて確認してください。特にInDesignやIllustratorのCS・CS2などのバージョンでは、画像に細い線や白い線が表示される場合があります。この現象は印刷物にも線が入る可能性があるため、注意が必要です。 対策としては、以下の点にご注意ください

  • 1. PDFを作成した後、作成したPDFデータを開いて確認すること。
  • 2. InDesignやIllustratorのCS・CS2などの古いバージョンを使用している場合は、特に注意が必要です。
  • 3. 細い線や白い線が表示される場合は、印刷時にも同様の現象が起こる可能性があるため、デザインや印刷の品質に影響を与える可能性があります。

お客様のデザイン作業や印刷においては、問題が発生しないように細心の注意を払ってください。必要に応じて最新のバージョンのソフトウェアを使用し、PDFデータの確認や印刷前の最終チェックを行うことをおすすめします。

Step1:新規ドキュメント設定

■ 新規ドキュメントを作成する際には、以下のようにアートボードサイズと裁ち落とし設定を設定してください。

  • 1. 新規ドキュメントを作成します。
  • 2. アートボードサイズを仕上がりサイズに設定します。例えば、B1サイズの場合は720mm x 1030mmなど、目的の仕上がりサイズに合わせて設定します。
  • 3. 裁ち落とし設定を行います。天地左右の余白を確保するため、天地左右それぞれに3mmずつ余白を設けます。
  • このように設定することで、アートボード内には仕上がりサイズに合わせたデザインが配置され、印刷時には裁ち落とし位置が適切に設定されます。デザインの周囲に余白を設けることで、裁ち落としのズレや重要な要素の欠落を防ぐことができます。

    ■ 設定(裁ち落とし設定)したサイズまで背景デザインを、塗足してください。塗足しがない場合は、用紙余白部分が数ミリ残る場合がございます。

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重要ポイント

  • ※ デザインデータは、アートボードから天地左右に+3mmまで塗り足す必要があります
  • ※ デザインデータはアートボードの中央に配置してください。
  • ※ 透明効果を使用している場合は「アピアランスの分割」を行ってください。
  • ※ パターンを使用している場合は「分割・拡張」を行ってオブジェクト化してください。
  • ※ テキストはすべてアウトライン化してください。

Step2:別名保存

  • 1. 別名保存でファイル形式から「Adobe PDF」を選びます。
  • 2. Adobe PDFを保存のダイアログが表示されたら、 Adobe PDF プリセットから「PDF/X-4:2008(日本)」のプリセットを選択します。
  • 3. 互換性のある形式でAcrobat7(PDF1.6)を選択します。
準拠する規格 互換性のある形式
Acrobat4(PDF 1.3) Acrobat7(PDF 1.6)
PDF/X1a:2002 ×
PDF/X-a:2002 ×
PDF/X-3:2002 ×
PDF/X-3:2003 ×
PDF/X-4:2010 ×

※ 設定内容(警告)をご確認ください。警告が発生している場合には、正常な印刷が出来ない場合がございます。

Step3:レイヤーと透明の対応

※ PDF/X-4:2010およびAcrobat7(PDF1.6)以前のバージョンでは、透明やレイヤーに対応していません。
パターン、ドロップシャドウ、透明効果などを使用する場合は、メニューバーの「オブジェクト」から「ラスタライズ」を選択し、アピアランスの分割や透明部分の分割統合を行った上でご入稿ください。適切に設定されていないと、正常に印刷されず、品質が低下する可能性があります。

Acrobatの形式 透明の対応 レイヤーの対応
Acrobat4(PDF 1.3) × ×
Acrobat7(PDF 1.6)

Step4:圧縮

圧縮のダウンサンプルを200dpiにし、次の解像度を超える場合は250ppiに。

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Step5:トンボと裁ち落とし

トンボと裁ち落とし > 裁ち落とし > ドキュメントの裁ち落とし設定を使用するにチェックする。